最新の医療業界情報・各種法律改正・レセプト算定・労務管理からスタッフにちょっと役立つ情報まで、トヨムラ医療総合研究所のスタッフが配信いたします。

2015年9月15日火曜日

健康づくり支援薬局(仮称)の要件案

現在厚生労働省では「健康づくり支援薬局(仮称)※」の
議論が進められていますが、その具体的要件案が
昨日厚生労働省より示されました。

※ 健康づくり支援薬局とは?
 ①服薬を一元管理
 ②随時健康相談を受付
 ③必要があれば地域のかかりつけ医、専門機関に紹介する等
 地域住民の健康支援拠点として特化させた薬局

最終要件はこれから固まることと思いますが、
現時点で挙がっている要件は以下の通りです。


・ かかりつけ薬剤師が常駐していること
 (勤務表の掲示によりいついるか分かるよう明示する 等)

・ 開局時間外であっても24時間相談体制を整備していること

・ 在宅患者に対する服薬管理・指導実績があること

・ 一般用医薬品に対する助言や健康相談、
 適切な専門職種や機関への紹介等に関する研修を受けていること

・ 薬局内にパーテーションで区切られた相談窓口を設置していること

・ 健康づくり支援薬局であること、またその相談内容について
 薬局内外に掲示していること

・ 週45時間以上開局しているとともに、
  原則午前8時から午後7時の間に8時間以上開局していること


現在医科で基準となっている24時間体制の加算では、
1医療機関で対応出来る場合と、輪番で対応している場合と
基準に応じて加算の区分が異なっているので、
調剤においても、同様の区分が出来る可能性はあると思われます。

また、地域の包括支援センターや介護機関との連携は
(連携先を明記 等)必須となってくるでしょう。

要件を満たすには、ハード・ソフト両面での整備が必要となりそうです。


㈱トヨムラ医療総合研究所
http://www.medical-japan.com/

0 件のコメント:

コメントを投稿